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旧帝大生の轍

受験や勉強、日常について綴ります。

英語民間試験&国語・数学記述式 導入断念! 共通テストはどうなる?

 

こんにちは、たてです。

 

6月22日に、このようなニュースが報じられました。

大学共通テスト 英語民間試験と記述式導入断念へ 文科省 | 教育 | NHKニュース

 

センター試験から共通テストへの変更の中で、入試改革の柱となっていた、

・英語民間試験(英検・GTEC・TOIECなど)の導入

・国語・数学の記述型問題

 の2つの導入が困難であると文科省有識者会議で提言案が示されました。

 ※両方とも、第1回共通テストでは導入が延期されました。

 

個人的には、「やっぱりな」と思ってしまいました。

 

それでは、共通テストへの入試改革について書いていきたいと思います。

 

 

入試改革の経緯

 入試改革の目的

そもそも、なぜこのような改革がなされることになったのでしょうか?

 

まず、大学入試の1次試験は、定期的に改革されます。

 

具体的には、「共通1次」→「センター試験」→「共通テスト」のような感じです。

 

今回の改革では、知識を重視する従来のセンター試験から、思考力を重視する新テストを行うという目的がありました。

 

そのために、文科省が打ち出した柱が、

・英語民間試験(英検・GTEC・TOIECなど)の導入

・国語・数学の記述型問題

 これらの改革でした。

 

改革導入の挫折

 2020年度(昨年度)からのの導入を決定していた新テスト(以下共通テスト)ですが、実施が迫る2019年頃に、多くの問題が指摘されました。

有識者だけでなく、高校の教師や生徒からも改革反対の声が上がりました。)

 

そして、2019年の10月に、萩生田文部科学大臣の「身の丈」発言により、さらに、改革への批判が高まり、2本の改革は相次いで延期されることとなりました。

 

そして、多くのドタバタの末、2021年の1月に第1回共通テストが実施されました。

 

特に、英語は、英語民間試験の導入を想定した構成で、読解問題とリスニング問題が10点ずつ(計200点)の扱いで、文法問題は発音・アクセント問題は消滅しました。

 

他にも、センター試験から変化した点もありましたが、改革の発表当時、想定されていたほど大きく改革が行われたとは言えない内容でした。

 

改革導入の断念

そして、今回の有識者会議で改革の字志位が困難であるとの提言が示されました。

 

「いずれこうなるだろう。」と言われていただけあって、驚きはほぼありませんでした。

 

 

改革の問題点

英語民間試験の導入の問題点

簡単に言うと、以下の点が挙げられます。

・地方格差

・経済格差(高額な受験料や、特に地方での受験にかかる交通・宿泊費)

 一般に、英語民間試験は、都市部では会場が多く、地方では会場が少ないです。

また、地方在住の学生は、受験地が遠い場所になり受験しづらいです。

 

例えば、東京都区部在住で会場まで徒歩5分の学生と、離島在住で会場まで1日がかりで行き、2泊3日のスケジュールで受験しなければならない学生では、全くハードルの高さが異なります。

 

また、英語民間試験には、受験料がかかります。

英検2級(個人受験、本会場)では、9700円もの受験料がかかります。

(参考)

受験案内 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

 

9700円の負担はかなり大きいですし、合格するまで何度も受けた場合、かなり多額になってしまいます。

 

このように、受験生の能力を公平・公正にはかることが求められる大学入試において、家庭の経済力の問題が介在するようでは、全くもって不公平です。

 

国語・数学の記述型問題

簡単に言うと、以下の点が挙げられます。

・公平・公正な採点が困難

 考えれば当然のことですが、採点者が一人でない限り、採点基準に必ずブレが出ます。

 

また、共通テストのような膨大な受験者がいる場合、その分多くの採点者が必要になります。

計画では、民間企業に委託したり、(その民間企業が)大学生の採点バイトに委託したりということが考えられていたようです。

 

しかし、委託先が情報漏洩したり、滅茶苦茶な採点をするバイトテロがいないとも限りません。

 

このように、厳格に公平・公正でなければならない大学入試において、記述式の採点はほぼ不可能であるように思います。

 

また、試験後の自己採点も難しくなり、2次試験の出願に影響するとの懸念もありました。

 

今後、共通テストはどうなるか

ここからは、たての勝手な予測です。

 

個人的には、

・新傾向と言われる問題は引き続き出題されるのでは

・英語の問題構成は変更されるかも

 と思っています。

 

ほとんどの科目で出題された新傾向問題ですが、これは思考力を問う上では、良い取り組みであるように思います。

 

ただ、先ほども書いたように英語に関しては、民間試験の導入を想定して、文法問題や発音・アクセント問題が削られ、リスニングの比重が大きくなりました。

※大学によって、「リーディング」と「リスニング」の点数比は変更されています。

 (例) R:L=1:1 → A大学 R : L = 4:1 、B大学 R : L = 2:1

 

しかし、今回の民間試験の導入断念を受けて、民間試験による評価を考慮しない構成になるのではと思っています。

 

英語4技能(「読む」、「書く」、「話す」、「聞く」のうち、「読む」と「聞く」に偏重している現在の構成から、「書く」、「話す」を意識した問題(発音・アクセント問題など)が出題されるようになるかもしれません。

 

まとめ

今回は、英語民間試験と記述式問題の導入断念とそれによる影響について思うことを書きました。

 

今回書いたのたての主観ですが、何らかの変化があるんではないかと考えています。

 

そもそも、第1回共通テストは、平均点が50点より高いものが多かったので、目標である平均50点に合わせようとする動きもあるかもしれません。

 

今後、大学入試を控えている人にとっては、動向から目が離せません。

 

 

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